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身体連動理論のきっかけ
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理論の基礎は1984年にできました。
きっかけは肩関節周囲炎(五十肩)でした。
五十肩の治療で来院された患者さんがいました。その方は腰痛にも悩まされており一度細かく筋肉の柔軟性や関節の動きを全身にわたって検査することにしたのです。
そうしたら股関節の左右の動きにかなりの差があり、歩くときや立っているときの体重のかけ方が均等ではありませんでした。
これが腰痛の原因ではないかと考え治療を進めていくと腰痛がなくなり荷重のバランスもよくなりました。その上、五十肩にも症状である動きの制限や夜間痛もなくなってしまったのです。
その後、五十肩をはじめ腰痛、膝痛、寝違い、テニスエルボー、肩こりなどに前述と同様の検査を行い治療を進めると今までの治療に比べるとさらに早くいい結果が出るようになりました。
また、同じ五十肩でも前述の方のように股関節に原因があるのではなく左右の胸郭の動きを改善することで症状の減少がみられたり、足首の可動性をよくすることで症状が減少するという結果が得られました。
つまり「症状が同じでもそれに至るまでのプロセスはそれぞれで原因は異なる。したがって治療をするポイントは異なる。身体は連動している」。という考えに至ったのです。
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運動機能の三大連動
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PCM(身体連動法)とは
PCM(身体連動法)とは、体に起こる痛みや運動制限、体調の変化はその発生しているところに原因があるとは限りません。
逆にほとんどの原因は違うところの変化の代償として症状が出ているといっても良いでしょう。
その症状の発生源を探る方法が、PCM検査法です。この検査法には、大きく分けて4つの検査分類に分けられます。
PCM骨(関節)連動検査
PCM筋連動検査
PCM皮膚連動検査
その他(PCM滑液連動・PCM靭帯連動・PCM腹圧連動)
検査の詳細は、ここでは省略致します。
PCMは、体の変化を観察し症状の発生源を治療していく方法です。
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