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捻挫の症状
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捻挫とは呼んで字のごとく「捻る(ひねる)」「挫く(くじく)」ことです。関節に不自然かつ強い力がかかって、靱帯(じんたい)が損傷した状態を指します。
足首、手首、指の付け根、肩、ひざなど、関節のある部分ならどこでも起こりえます。そのうち、スポーツ活動中に最も頻発するのが足首の捻挫。ジャンプからの着地や切り返し動作、他の選手との接触プレーなどの場面で多く発生します。
足首捻挫は、足首を内側に捻って生じる内反捻挫と、外側に捻って生じる外反捻挫の大きく2種類に分けられます。足関節の構造上、足裏が内側に向く内反捻挫がおよそ9割を占めるといわれ、その多くは外側くるぶし周囲にある靱帯の損傷です。
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捻挫の原因
捻挫の原因としては、関節の可動範囲外の方向に強い力が加わると捻挫が起こります。
瞬時に不自然な方向にひねられることで、関節周りの組織がねじれて起こる靭帯の怪我が捻挫です。
関節には伸び縮みする筋肉があり、骨と骨をくっつけており、さらに筋肉と骨をつなぐために腱という丈夫な組織があります。
靭帯とは、腱よりさらに強い組織で、関節の骨と骨を結び合わせています。
捻挫は、靭帯がのびることで骨折を免れているので、さらに強い衝撃が加わると靭帯が切れ、もっと強い力が加えられると骨折を起します。
捻挫は足首・手首に起きやすいケガの症状ですが、関節であればどこにでも起きる可能性があります。
小さい箇所では指の関節、大きい箇所では首やひざの関節も捻挫が起こります。
激しい動きの多いスポーツ選手にとって、日常的に起こる怪我のひとつなので、予防策としては、関節の柔軟性を高めるようにすることが重要です。
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捻挫の治療方法
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まず捻挫の程度の評価を行い、検査法を用いて関節の動揺性や不安定性の確認をして、腫れや熱感が残っている場合はアイシングを行い、患部を避けてマッサージを行い、高電気療法や超音波等の物理療法で痛みや炎症を抑える治療を行います。
また、症状が強い場合は程度に応じて固定を行うこともあります。
捻挫はしっかりと治療をしないと再発しやすく、繰り返し捻挫しクセになってしまう方も多くいます。
痛みがない=治った、というわけではなく、痛んだ靭帯が修復されるまでは時間がかかります。
お子様の場合は靭帯よりも骨が弱いので、靭帯に引っ張られて骨折してしまうことがあります。
捻挫くらいなら大丈夫と思わずに、一度、北療センターまでご相談ください。
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