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猫背の症状
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猫背とは、猫のように背中が丸くなっている姿勢のことです。
人間の脊柱はもともとS字カーブのように湾曲していますが、猫背になるとそのカーブが強くなってしまうため身体に負担がかかりやすくなります。進行するとS字カーブが消失し、脊柱全体で弧を描くような状態の円背になってしまい高齢者に多い腰の曲がった姿勢になってしまいます。
また、肩が内に巻くようになり、なで肩気味になると、だるっと見えてしまうことも。他にも姿勢が悪くなると身体全体でバランスをとろうとするため、あごが前に突き出すようになったり、腰を反らすことで反り腰になったりと背中以外にも影響が現れてきます。
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猫背の原因
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猫背になる原因は、脳が正しい姿勢を間違って認識しているからです。
猫背のほうが楽だからといって、日頃から背筋を丸めた状態でいると、脳は「これが正しい姿勢だ」と勘違いします。
しかし、実際には筋肉へ大きな負担がかかっており、身体を圧迫し続けていき、筋肉への負担が増えると余計楽な姿勢を取ろうとし、猫背はさらに悪化していきます。
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猫背の治療方法
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猫背の方が楽だからと、体を丸めた姿勢をとり続けることにより、脳は「正しい姿勢」であると勘違いします。
実際には筋肉にかなりの負担がかかることになり、放置していると、首、肩の凝りから頭痛、めまい、手の痺れ、腰痛等、さまざまな症状に波及していきます。
自覚症状の無いまま経過し、かなり悪くなってから急に症状が出てくる場合もあります。
症状が悪化し、それに伴い不良姿勢も悪化するという負のスパイラルに陥ることもあるので、悪くなる前にケアしておくことが大切です。
※多くの場合長年にわたり不良姿勢を続けているため、治療も長期的に診ていく必要があります。
治療は以下のポイントを見て行います。
①姿勢の分析
頭部、肩の位置、背骨の湾曲状態の測定
②可動域の分析
首から背部の背骨の動きの測定
肩の動きの測定
肩甲骨の動きの測定
③負担筋の分析
不良姿勢に影響を及ぼしている筋群の分析
④症状の分析
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